学校ブログ

1127(木)、福ろう製作所の販売活動がJAふじ伊豆北山支店で行われました。

福ろう製作所は、市内中学校6校の特別支援学級の生徒がメンバーとして参加する「擬似会社」で、ものづくりや販売を通して社会体験を行う取組です。製作から販売までの一連の流れを経験することで、コミュニケーション力や計画性、責任感を育むことを目的としています。

今回、北山中学校の生徒たちは、定番の福ろうカレンダー(大サイズ・小サイズ)に加え、今年度初の試みとなる卓上カレンダーを販売しました。さらに、カレンダー以外にもポチ袋やストラップなど、心を込めて製作した製品を並べました。

販売開始直後は緊張から声を出せない様子も見られましたが、時間が経つにつれて「いらっしゃいませ!」と元気な声が響くようになり、ポチ袋のサイズによる使い方の違いや、製作時にこだわったポイント、頑張ったことなどをお客様にしっかり伝える姿が見られました。こうしたやり取りを通して、自分の言葉で説明する力や、相手に伝える楽しさを実感する貴重な機会となりました。

お客様からの「すごいね」「頑張ってね」という温かい声掛けに、生徒たちは笑顔を見せ、「販売って面白い!」と話す生徒もいました。今回の活動を通して、地域の人と関わる楽しさや達成感を味わうことができました。

今後も福ろう製作所では、ものづくりと販売を通じて、社会で必要な力を育む活動を続けていきます。地域の皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。

1126(水)、各学級で124(木)に予定されている生徒総会に向けた話し合いを行いました。今回の学活では、総会で審議される議案のうち「あいさつレベルの設定について」と「靴のルールについて」をテーマに、よりよい学校生活を目指して意見交換をしました。

「あいさつレベル」については、「あいさつを段階的に考えることで、みんなが取り組みやすくなるのではないか。」という意見が出ました。ある学級では、レベル1を「自分からあいさつをしたり、あいさつされたら返したりする。」、レベル2を「目線を合わせ、笑顔であいさつする。」、レベル3を「レベル2を踏まえつつ、誰にでもあいさつする。」とする案が出されました。最終的な内容は生徒総会で話し合い、全校で決定します。「ただ声を出すだけでなく、気持ちを込めることが大事だよね。」という声もあり、あいさつの意味を改めて考えるきっかけになりました。

「靴のルール」については、「白のままでよいのではないか。」という意見がある一方で、「白以外の色も認められたら、自分の靴を見つけやすい。」という声もありました。また、「何でもよいのではなく、運動に適した靴であることは守りたい。」という考えもあり、見た目だけでなく、安全や機能性も考えながら、よりよいルールを作ろうとする姿が印象的でした。

生徒総会は、昨年度の活動報告や今年度の計画を確認しながら、学校生活をよりよくするために全校で考えを共有する場です。今回の学級での話し合いでは、生活に直結するテーマについて、たくさんの意見が出されました。124(木)の生徒総会では、こうした意見をもとに、今後の学校生活をさらに充実させるための一歩を踏み出します。

 生徒総会に向けた学活

1120(木)、本校では保護者の皆様にご来校いただき、授業参観・懇談会・進路説明会を行いました。

1年生・2年生・3組・4組の教室では、普段の学習の様子を保護者の方々に見ていただきました。生徒たちは、教室に入ってきた保護者の姿を見て少し緊張した面持ちを見せながらも、授業が始まると真剣な眼差しに変わり、ノートにペンを走らせる姿が印象的でした。発表の場面では、声を張って堂々と話す生徒もいれば、恥ずかしそうにしながらも一生懸命言葉を紡ぐ生徒もいて、それぞれの個性が輝いていました。

授業参観後には懇談会を開き、学校生活や今後の学びについて情報を共有しました。保護者と教員が顔を合わせることで、学校と家庭の連携をさらに深める機会となりました。

一方、3年生は進路説明会を実施しました。会場に集まった生徒たちは、資料を手に真剣な表情で説明に耳を傾け、時折うなずきながらメモを取る姿が見られました。進路に向けて一歩ずつ準備を進める決意が、その眼差しから感じられる時間となりました。

今回の取組を通じて、生徒たちの学びに向かう姿勢や成長への意欲を改めて感じる一日となりました。ご参加いただいた保護者の皆様、ありがとうございました。

授業参観

進路説明会

1114(金)、キャリア教育の一環として、北山中学校卒業生で現在弁護士として活躍されている方を講師にお迎えし、「夢に向かって」というテーマで講話を行いました。

この講話の目的は、夢に向かって努力することの大切さを学び、自分の将来像を描きながら、生き方や進路について考えるきっかけをつくることです。

講師の先生は、まず「弁護士とは何か」という基本から話を始め、法律の種類や弁護士の役割についてわかりやすく説明してくださいました。私たちが抱きがちな「弁護士は被害者を守る人」というイメージに加え、加害者の人権を守り、適正な処罰を実現することも重要な使命であるという言葉に、生徒たちは深くうなずいていました。さらに、弁護士バッジに刻まれたひまわりと天秤といった「自由」と「正義」、「公正」と「平等」を象徴するデザインにもふれられ、法曹の世界の奥深さを感じることができました。

講話の中盤では、弁護士になるまでの長い道のりや、試験に挑む苦労、そしてそれを乗り越えたときの達成感について語っていただきました。依頼人を守るために工夫を重ね、最善の解決策を見つけ感謝されたときに感じるやりがい、その一方で「その人にとって何が一番良い解決なのか」を考える難しさといった現場でのリアルな経験談は、生徒たちにとって大きな刺激となりました。

最後に、中学生へのメッセージとして、「今、目の前にあることに一生懸命取り組んでください。勉強も部活動も、人生に無駄なことはありません。」という力強い言葉をいただきました。この言葉は、生徒たちの心に深く響き、夢に向かって努力することの意味を改めて考えるきっかけとなりました。

今回のキャリア講話は、未来を描く第一歩として、生徒一人ひとりに「自分の可能性を信じる力」を与えてくれた貴重な時間となりました。

キャリア講話

1114(金)、北友学習発表会が行われました。開会式では、各学年の代表者が発表会に臨む思いを語りました。

1年生代表は、「2・3年生の発表をしっかり聞き、自分たちが発表するときに生かしたいです。追究のヒントを得たいと思います。」と話し、先輩たちの姿から学び取ろうとする前向きな姿勢を示しました。2年生代表は、「積極的にアドバイスや感想を伝えたいです。また、相手に伝わるような発表の工夫をしたいと思います。」と語り、聞き手としても発表者としても成長しようとする意欲を感じさせました。3年生代表は、「自分の追究内容をどう伝えるか工夫したいです。司会者としても、発表者が『発表して良かった』と思えるような発表会にしたいと思います。」と述べ、発表者と司会者の両方の立場から、会全体をより良いものにしようとする責任感が伝わってきました。

発表会は10会場に分かれ、2・3年生がこれまでの追究の成果をプレゼン形式で発表しました。地域の魅力や課題について真剣に考え、質疑応答を通して新たな視点を得る姿が印象的でした。発表の中には、地域の農業や観光、環境問題など、身近なテーマを深く掘り下げたものもあり、聞き手の生徒たちも熱心に質問を投げかけていました。

閉会式では、各学年の代表が今日の学びを振り返りました。1年生代表は「クイズやイラストを交えたスライドなど、発表の仕方を学ぶことができました。」と、次年度への意欲を語りました。2年生代表は「精一杯発表し、足りないところや改善点を明確にすることができました。」と、次のステップを見据えた前向きな言葉を残しました。3年生代表は「昨年度できなかったことを改善できました。農業など様々な分野で若い力が必要だと実感しました。」と、学びの奥深さと社会とのつながりを感じ取った様子でした。

校長先生からは、「価値ある時間となりました。ここまでの準備は大変だったと思いますが、全員に拍手を送りたいと思います。司会者の工夫も素晴らしかったです。新たな発見を大切に、今後も見通しをもって追究を続けてください。」と温かい言葉が送られました。また、「『追究』と『追求』の違い」にもふれ、「『なぜ』『どうして』という問いを、人との関わりを通して究めていってください。」と、探究の本質を示すメッセージがありました。

今回の発表会は、学びを深めるだけでなく、仲間とともに考え、地域とつながる貴重な機会となりました。生徒たちの真剣な姿勢と新たな気付きが、これからの学びをさらに豊かにしていくことでしょう。

 北友学習発表会

11/6(木)、市内中学校6校の特別支援学級の生徒がメンバーとして参加する「福ろう製作所」の第2回リモート会議が開催されました。市内6校をオンラインでつなぎ、社会貢献活動についての話し合いが行われました。

この会議は、社会の一員としての自覚を育て、地域社会への関心を高めるとともに、「社会の役に立ちたい」という思いを育むことを目的としています。また、仲間と同じテーマで話し合うことで、コミュニケーション能力や働くことへの仲間意識を育て、自分たちの会社をより充実させるために主体的に取り組む姿勢を養うことも大切にしています。

会議では、まずこれまでの社会貢献活動を振り返りました。福ろう製作所の社会貢献活動は約20年前に始まり、当初は「福ろうカレンダーなどの売上金の一部を募金に充てたい」というこどもたちの声からスタートしました。以来、支援が必要な地域への義援金の送付に加え、近年では東日本大震災や能登半島沖地震で被災した学校へ、福ろうカレンダーや手紙を届ける活動も行っています。

今年度の会議では、「社会貢献活動として何ができるか」「どこに義援金を送るのか」について、全体討論やグループ討論を通して意見を交わしました。3年前からは、こうした内容を話し合うリモート会議を定期的に行うようになり、生徒主体の活動としてさらに発展しています。

会議の最後には、北山中学校の校長先生からこどもたちに向けて「幸せを届ける取組はとても素敵なことです。自信をもって続けてください。金銭や物資の支援に加え、どうすればより気持ちが届くのかを考えていけると、さらに素敵な活動になります。」という温かいメッセージがありました。

福ろう製作所の活動は、こどもたちの思いやりと行動力によって支えられています。今後も、地域や社会に向けて「幸せを届ける」活動が広がっていくことを期待しています。

 

11/5(水)、3組の生徒たちがチューリップの球根を植える活動を行いました。

まずはプランターに入れる土を協力して運ぶところからスタート。重たい土を一生懸命に運ぶ姿が印象的でした。

その後、1つのプランターに4つずつ球根を丁寧に植えました。花が咲いたときに色とりどりのチューリップが美しく見えるよう、色の配置にも工夫を凝らしました。生徒たちは、春の訪れとともに咲くチューリップを楽しみにしながら、心を込めて作業に取り組んでいました。

これからの季節、寒さに負けずに育っていくチューリップのように、生徒たちも日々の学びを大切にしながら成長していってほしいと思います。

植栽活動①

植栽活動②

1031(金)、本校体育館にて全校集会が行われました。今回の集会では、後期学級委員の辞令伝達式が執り行われ、校長先生より辞令が手渡されました。新たに任命された学級委員の皆さんには、これからの学校生活をより良くするためのリーダーシップと協力を期待しています。

校長先生からは、先日の北友祭を振り返り、「頑張る人」や「仲間を応援する人」の姿がとても素晴らしかったというお話とともに、生徒会によって示された新たなスローガンにもふれられ、「リーダーだけでなく、それを支える人たちの姿にも期待しています。」とのメッセージが伝えられました。また、「人との距離感や間の取り方には、相手への尊敬や思いやりが込められています。」という言葉が印象的で、人間関係の大切さを改めて考える機会となりました。

続いて、生徒指導主事の先生からは、北友祭で身に付けた力を日常生活の中で活かしていくことの重要性についてのお話がありました。また、言葉には「思考のともなう言葉」と「感情的な言葉」の2種類があることにふれ、良い集団づくりには、「適切な言葉」を使いこなす力が必要であると語られました。

先日の生徒会引継式に続き、辞令伝達式をもって学級のリーダーも代わりました。新たな学級委員を中心に、互いに支え合いながら、より良い学校生活を築いていきましょう。

 辞令伝達式

1030(木)、本校体育館にて薬学講座を開催しました。講師としてお越しいただいたのは、学校薬剤師とスクールサポーターです。

今回の講座のねらいは、「薬の飲み方・薬物の害について知り、自分の健康を守るための行動や普段の生活習慣について考える。生涯健康でいるために今できることを考える。」というもので、生徒たちが自分自身の健康と向き合う貴重な機会となりました。

講座の運営は健康委員会が担当し、冒頭では○クイズが出題されるなど、参加型のスタイルで進行されました。クイズの内容は以下の3問です。

1 成人になったら、たばこやアルコールは健康に影響なく飲んだり吸ったりできる。

2 市販の頭痛薬は安全だから、いくら飲んでも大丈夫である。

3 薬物依存は意思の力だけでやめられることが多い。

生徒たちは、クイズを通して自分の知識を確認しながら、講師の話に耳を傾けました。

学校薬剤師からは、たばこやアルコールの健康への影響、そして近年問題となっている「オーバードーズ(薬の過剰摂取)」について、具体的な事例を交えてお話しいただきました。スクールサポーターからは、薬物の危険性や、誘惑から身を守るためにできることについて、実践的なアドバイスをいただきました。

講座を通して、生徒たちは薬や薬物の問題が決して遠い話ではなく、身近なものであることを実感し、正しい知識と判断力を身に付けることの大切さを学びました。講師の方々からは、「断る勇気をもつこと」「困ったときは相談すること」の重要性についても力強いメッセージをいただきました。

今後も、生徒一人ひとりが健康で安全な生活を送るための力を育んでいけるよう、学校として取り組んでまいります。

薬学講座①

薬学講座②

薬学講座③

薬学講座④

1027(月)、北山中学校体育館にて令和7年度後期生徒会への引継式が厳かな雰囲気の中で行われました。全校生徒が見守る中、校長先生より新生徒会役員への任命が行われ、続いて新生徒会長から新専門委員長・副委員長への任命がありました。

前期生徒会長は、スローガン「進~共に高め合い、歩み続ける学校~」のもと、「礼儀」「学習」「行事」「結びつき」の4つの柱を中心に、生徒会活動を展開してきたことを振り返りました。生徒会本部と各専門委員会が密に連携し、学校全体をより良くするために協力し合ってきた日々への誇りと感謝の気持ちが込められた言葉に、会場は静かに耳を傾けていました。

その後、生徒会本部および各専門委員会による引継が行われました。前期生徒会からは、生徒会旗が新役員へと手渡され、これまでの活動の重みと責任が象徴的に引き継がれました。各専門委員会からも、それぞれの委員会を象徴する品が新委員長・副委員長へと渡され、委員会の伝統と思いがしっかりと受け継がれました。

後期生徒会長からは、新たなスローガン「Make the Future~高みを目指し続ける生徒会~」が発表されました。これまでの先輩方が築いてきた北山中学校の良き伝統を受け継ぎながら、さらに発展させていくために、新しい視点をもって行動し、より良い学校づくりに挑戦していきたいという力強い決意が語られました。

式を通して、生徒会活動の意義や責任、そして仲間との絆を改めて感じることができました。新生徒会の活躍に期待が高まるとともに、北山中学校の未来に向けて新たな一歩を踏み出す、心温まる式となりました。

生徒会引継式①

生徒会引継式②

生徒会引継式③

生徒会引継式④

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