1/31(土)、富士宮市内6会場で開催された「富士山学習 PARTⅡ 発表会」において、上野中学校会場では北山中学校、上野中学校、北山小学校、上野小学校、山宮小学校の5校が日頃の学習成果を披露しました。
本校からは、児童生徒企画委員として2年生の代表生徒が会の企画・運営にも参加し、司会をはじめとする進行役を務め、会場を支える大切な役割を果たしました。また、ステージ発表にも登壇し、「ゆったり楽しむ富士宮の新しい旅~アートが映し出す魅力と心地よさ~」というテーマでこれまでの探究の成果を発表しました。
生徒たちは「富士宮の魅力をどうすればより豊かに伝えられるか」という問いから出発し、観光の視点で現状と課題を見つめ直しました。当初は大きなイベントを企画すれば良いのではないかと考え、富士宮市役所を訪れて担当の方に話を伺いました。そこで、イベントには多額の費用や広い会場、十分な駐車場の確保といった課題があり、中学生の立場では実現が難しいという現実に気付きました。また、調査を進める中で、富士宮市はコロナ禍を除き観光客が10年間増加し続けている一方、日帰り客が多く「滞在型観光地」の実現に向けて課題があることも分かりました。
そこで生徒たちは、「自分たちにできる形で滞在型観光を提案しよう」と考え、富士宮をゆっくり楽しんでもらうための旅のモデルプランを作 成しました。
家族で訪れる人が楽しめる体験として熊鈴づくりやモザイクアート鑑賞、世界遺産センターや浅間大社の見学、白糸の滝や田んぼアートといった自然や文化にふれる行程のほか、お宮横丁での富士宮やきそば、いでぼくのアイス、民泊での宿泊など、富士宮らしさを盛り込んだ一日の流れを提案しました。
また、大人向けにはワイナリーや酒造の訪問、地元の牧場、ホテル宿泊を組み合わせ、生徒自身が考案した「ふじのみや丼」や「ローストポーク丼」、ブドウを使ったスイーツや軽食など、富士宮の食の魅力も楽しめる行程を考えました。
いずれのプランにも、生徒が実際に調べ、歩き、体験し、地域の方のお話を聞くなかで得た気付きや想いが込められています。
発表の最後には、「提案したプランを実現するにはまだ多くの課題が残されているが、これからも富士宮の魅力を深く追究し続けたい」と力強く述べ、生徒たちの学びの姿勢と地域への思いが伝わる発表となりました。今回の活動を通して得た経験が、今後の探究活動や地域理解の深化につながっていくことを期待しています。