12/1(月) 富士山噴火対応訓練
12/1(月)、富士山噴火対応訓練を行いました。この訓練は、富士山噴火時の状況を理解し、自分や友達、家族の命を守るためにどのような行動を取るべきかを学ぶこと、そして「富士山噴火警戒レベル3」またはそれ以上のレベルになった際に円滑な避難行動ができるようにすることを目的としています。
訓練の始めには、3年生の代表生徒が、北友学習で防災について追究してきた成果を発表しました。発表では、地震発生後に起こり得る被害や地域の危険箇所について説明し、「家具の固定」「食料や飲料の備蓄」「防災バッグの準備」「避難場所や経路の確認」「家族での防災会議開催」という5つの対策を提案しました。また、防災訓練に参加する意義や防災アプリの活用についても紹介し、「今日から行動することが大切です」という力強いメッセージを送りました。
続いて、富士宮市危機管理局から講師をお招きし、火山防災に関する講話をいただきました。講話では、シミュレーション映像や「富士山火山避難行動マップ」を用いて火山現象の仕組みを解説し、富士山噴火の歴史や避難のタイミング、避難方法、避難先の選び方について詳しく説明してくださいました。特に、備蓄品の確認では、食料や飲料に加え、簡易トイレの備蓄を忘れないよう呼びかけがありました。最後に、「自助・共助・公助」という言葉を示しながら、まずは自分の命を守り、そして家族の命を守ることの重要性を強調されました。
講話の後には、保護者の方々にもご協力いただき、引き渡し訓練を実施しました。災害時における安全な引き渡しの流れを確認し、学校と家庭が連携してこどもたちの命を守る体制を整えることの大切さを再認識する機会となりました。
今回の訓練を通して、生徒一人ひとりが防災意識を高め、いざという時に冷静に行動できる力を養うことができました。今後も学校と地域が協力し、安全・安心な環境づくりに努めてまいります。