11/14(金) キャリア講話
11/14(金)、キャリア教育の一環として、北山中学校卒業生で現在弁護士として活躍されている方を講師にお迎えし、「夢に向かって」というテーマで講話を行いました。
この講話の目的は、夢に向かって努力することの大切さを学び、自分の将来像を描きながら、生き方や進路について考えるきっかけをつくることです。
講師の先生は、まず「弁護士とは何か」という基本から話を始め、法律の種類や弁護士の役割についてわかりやすく説明してくださいました。私たちが抱きがちな「弁護士は被害者を守る人」というイメージに加え、加害者の人権を守り、適正な処罰を実現することも重要な使命であるという言葉に、生徒たちは深くうなずいていました。さらに、弁護士バッジに刻まれたひまわりと天秤といった「自由」と「正義」、「公正」と「平等」を象徴するデザインにもふれられ、法曹の世界の奥深さを感じることができました。
講話の中盤では、弁護士になるまでの長い道のりや、試験に挑む苦労、そしてそれを乗り越えたときの達成感について語っていただきました。依頼人を守るために工夫を重ね、最善の解決策を見つけ感謝されたときに感じるやりがい、その一方で「その人にとって何が一番良い解決なのか」を考える難しさといった現場でのリアルな経験談は、生徒たちにとって大きな刺激となりました。
最後に、中学生へのメッセージとして、「今、目の前にあることに一生懸命取り組んでください。勉強も部活動も、人生に無駄なことはありません。」という力強い言葉をいただきました。この言葉は、生徒たちの心に深く響き、夢に向かって努力することの意味を改めて考えるきっかけとなりました。
今回のキャリア講話は、未来を描く第一歩として、生徒一人ひとりに「自分の可能性を信じる力」を与えてくれた貴重な時間となりました。