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10/10(金) 音楽研究発表会

1010(金)、ロゼシアターにて開催された第67回富士宮市中学校音楽研究発表会に、北山中学校から3年生が参加しました。市内10校が集うこの発表会では、各校が工夫を凝らした合唱を披露し、北山中学校は文化の部でも歌った「正解」を発表しました。

他校の発表には、北山中学校の生徒たちが1年生の時に歌った「unlimited」や、2年生の時に歌った「絆」もありました。懐かしい旋律にふれながら、これまでの歩みを振り返る時間となり、生徒たちは自分たちの成長を感じながら、合唱に臨む気持ちを新たにしていきました。

そして迎えた本番。ステージに立った3年生の姿は、緊張の中にも覚悟と誇りがあり、歌い終えた北山中生の表情には「やり切った」という確かな充実感が浮かんでいました。

 

そこで、後日、文化の部と音楽研究発表会に向けて、合唱を牽引してくれた生徒たちに話を聞いてみました。

「正解」の指揮者は、「サビではメゾフォルテを意識して大きく手を動かしました。3年生になって初めて指揮を務めましたが、楽しく、やれてよかったです」と振り返ります。伴奏者は、「皆に合わせることに苦労しましたが、強弱を工夫して歌声を引き出すように心がけました。『やらない後悔はしたくない』という思いで臨んだ伴奏。ロゼシアターのピアノの響きは気持ちよかったです」と満面の笑みで語ります。

文化の部で歌った「ダーリン」では、指揮者が「夏休みに楽譜を全て暗記し、どのような指揮をすればよいのかイメージをつかむのが大変でした。しかし、この仲間と一緒に合唱を作り上げることができ、嬉しかったです。皆には感謝しかありません」と話します。(伴奏は教員が務め、生徒たちの歌声を支えました)。

また、合唱に強い思いをもって臨んだ生徒たちからも、印象的な言葉が寄せられました。「練習 を重ねて楽譜を見ずに歌えるようになったことが嬉しかったです」「音研で歌声が響いた瞬間が特に印象的でした」と語り、他校の発表を聞いて「負けられない」という思いが湧き、皆が同じ気持ちで歌い切ったことに満足感を覚えたようです。また、「歌詞の最後にある『よーい、はじめ』のフレーズが本番で揃い、その後の『シーン』という余韻に感動しました」「文化の部前の最後の練習で先生方が涙を流してくださったのを見て、歌声で人の心を動かせることを実感しました」と、感動の瞬間を振り返る声もありました。

歌声委員長からは、「最初は気持ちが揃わず、本番に間に合うか不安でした。どうすればよいか分からず、1時間ほど話し合ったこともあり、自信をなくすこともありましたが、学級会を開くなどして乗り越え、音研ではグレードアップした歌声を響かせることができてよかったです」との言葉がありました。副委員長は、なかなか合唱がうまくいかなかった日々を振り返りながら、「まずは自分の思いで、好きなようにやってみましょう。思いきりやってみて、それでもうまくいかなかった時には相談に乗りますよ」という先生の言葉に背中を押されたと語ります。そして、「まずは自分たちの本気の姿を見せるところから始めよう」と決意したこと、実行した結果、合唱がまとまり、「歌い終わった後のスポットライトが温かく包んでくれているような気がした」と話していました。

 

3年生の合唱には、これまでの歩みと仲間との絆、そして本気の思いが込められていました。ロゼシアターや北山中学校の体育館に響いた歌声は、聴く人の心を動かし、忘れられないものとなったことでしょう。

 

音楽研究発表会①

音楽研究発表会②

音楽研究発表会③

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