10/3(金) 北友祭文化の部
10/3(金)、本校体育館にて「北友祭文化の部」が開催されました。今年のスローガンは 「Shining beyond Passion ~情熱の先で私たちは輝く~」。この言葉には、生徒一人ひとりがもつ情熱を原動力に、仲間とともに挑戦し、成長し、輝いてほしいという願いが込められています。当日はそのスローガンにふさわしく、生徒たちの熱意と創造力があふれる素晴らしい発表が続きました。
開会式では、生徒会作成のムービーやスローガン宣誓とともに文化の部が幕を開け、続いて行われた英語弁論では、「My Challenge」という題で、代表生徒が自らの挑戦を英語で堂々と語りました。その真摯な姿勢と力強い言葉に、聴衆は深く心を動かされました。
ビブリオバトル決勝戦では、各クラスの代表者が自分の「推し本」について熱く語り合い、聴衆の投票によってチャンプ本が決定されました。今年のチャンプ本に選ばれたのは 『湯気を食べる』。独特なタイトルと内容に興味を引かれた生徒たちが、紹介者の熱意あるプレゼンに共感し、見事チャンプ本に輝きました。読書の楽しさと奥深さを改めて感じる時間となりました。
北友太鼓部による演奏(「響魂」「悠々潺々」)では、力強い太鼓の響きが体育館いっぱいに広がり、観客の心を揺さぶりました。続いて、3・4組による群読「にんげんをかえせ」とトーンチャイム合奏『銀河鉄道999』が披露され、戦争と平和をテーマにした深いメッセージが静かに、しかし力強く伝えられました。
学年合唱では、1年生が「大切なもの」、2年生が「時の旅人」、3年生が「正解」「ダーリン」を披露。それぞれの学年が、歌詞に込められた思いやハーモニーを通して、仲間との絆や未来への希望を表現しました。練習を重ねてきた成果が存分に発揮され、会場は感動に包まれました。
生徒会企画では、有志による歌やダンスの披露、生徒会作成のクイズなどが行われ、笑顔と歓声が絶えない楽しい時間となりました。生徒たちの個性とチームワークが光る企画に、会場全体が一体感に包まれました。
文化部を中心に制作された大型絵画「キッズゲルニカ」のお披露目会では、富士山や牛、ニジマスなど、富士宮市や北山地区の自然や特産物が色鮮やかに描かれ、地域の豊かさと平和への願いが込められた作品が披露されました。この披露の場で、全校生徒による合唱「HEIWAの鐘」が歌われ、平和への思いが歌声に乗せて届けられました。
閉会式では、校長先生をはじめ教職員から、生徒たちへ向けて「ともだちはいいもんだ」という温かいメッセージが送られました。仲間とともに過ごした時間の尊さ、互いを思いやる心の大切さが語られ、文化の部は感動のうちに幕を閉じました。
今年の北友祭文化の部は、まさに「情熱の先で輝く」瞬間の連続でした。生徒たちの真剣なまなざし、仲間とともに創り上げた舞台、そして観客の心に残る感動。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。