「授業の様子」の記事一覧

1211(木)、市内の中学校6校にある特別支援学級の生徒たちが、オンラインでつながり「福ろう製作所」の技能検定に挑戦しました。離れた場所にいても、同じ時間に同じ課題に取り組むことで、みんなが一緒に頑張っているという気持ちを共有することができる取組です。

この検定は、切り絵の作業を通して「自分がどれくらいできるようになったかを確かめること」「これからもっと上手になるために工夫できることを見つけること」を目的としています。また、お互いの頑張りを認め合い、励まし合う気持ちを育てることも大切にしています。

当日は7つの課題が出され、生徒たちは真剣な表情で70分間集中して取り組みました。確認のポイントは、製品の仕上がりや作業の手順、準備や片付けの様子、そして最後まで集中して取り組めるかなどです。どれも、日々の生活や学習につながる大切な力です。

画面越しでも、生徒一人ひとりの頑張りや作品に込めた思いがしっかりと伝わってきました。この経験が、自信となり、これからの学びや生活に生かされることを願っています。

 技能検定

12/9(火)、3年生を対象に「悪徳商法・契約トラブルに巻き込まれないために」というテーマで講話を行いました。講師には富士宮市役所市民生活課の方をお迎えし、日常生活に潜む契約の仕組みや悪質商法の手口、そしてトラブルを防ぐための心構えについて、お話をいただきました。

契約はコンビニでの買い物やスマホアプリのダウンロードなど、私たちが普段意識しない場面でも成立しており、一度成立した契約は原則として一方的に解除できないこと、未成年者には保護制度がある一方で、18歳からは自己責任で契約を結ぶ必要があることなど、社会に出る前に知っておくべき重要な内容を学びました。また、クーリング・オフ制度の仕組みや、訪問販売や電話勧誘などで契約してしまった場合の対応方法についても具体的に紹介されました。

講話後にはロールプレイングを通じて、オンラインゲームの課金など、実際に起こり得る事例を全員で確認し、どのような判断や行動がトラブルを防ぐのかを考える機会となりました。

今回の学びを通じて、生徒たちは契約が責任を伴う約束であることを理解し、安易な判断が大きな問題につながることを実感しました。卒業後、社会に出てからも自分の身を守るために、今日得た知識をしっかりと活かしましょう。

12/9(火)、34組の生徒を対象に「歯と口の健康教室」を開催しました。講師には、富士宮市保健センターより歯科衛生士の方をお迎えしました。

講義では、虫歯ができるメカニズムや歯磨きの大切さについて学び、歯と口の健康を守るために日常生活で気を付けるポイントを確認しました。その後、実際に歯の染め出しを行い、自分の歯の磨き残しをチェック。歯科衛生士の方から、正しい歯の磨き方について丁寧な指導を受けました。

今回の学習を通して、歯と口の健康を保つことが全身の健康につながることを改めて実感しました。これからも毎日の歯磨きを丁寧に行い、健康な生活を心がけていきましょう。

 歯と口の健康教室

128(月)、食のまち推進室による「豚肉教室」が行われました。対象は1年生で、講義と調理実習を通して富士宮市の畜産について学びました。

1校時の講義では、豚肉に含まれる栄養や品種改良の工夫について学びました。豚肉には疲労回復に効果のあるビタミンB1が豊富に含まれ、その量は鰻の約2.5倍にもなること、また交配の工夫によって病気に強くなったり、より美味しくなったりすることなど、興味深い話がたくさんありました。

2校時と第3校時の調理実習では、輸入の豚肉、一般的な国産の豚肉、そして富士宮市のブランド豚である「LYB豚」の3種類を焼き、食べ比べをしました。生徒たちは焼き方のポイントを学びながら、食感やうまみの違いを体験し、地元の特産品の魅力を実感することができました。

今回の学習を通して、生徒たちは富士宮市の養豚や食文化への理解を深めるとともに、食の大切さを改めて考える貴重な機会となりました。

 豚肉教室

1126(水)、各学級で124(木)に予定されている生徒総会に向けた話し合いを行いました。今回の学活では、総会で審議される議案のうち「あいさつレベルの設定について」と「靴のルールについて」をテーマに、よりよい学校生活を目指して意見交換をしました。

「あいさつレベル」については、「あいさつを段階的に考えることで、みんなが取り組みやすくなるのではないか。」という意見が出ました。ある学級では、レベル1を「自分からあいさつをしたり、あいさつされたら返したりする。」、レベル2を「目線を合わせ、笑顔であいさつする。」、レベル3を「レベル2を踏まえつつ、誰にでもあいさつする。」とする案が出されました。最終的な内容は生徒総会で話し合い、全校で決定します。「ただ声を出すだけでなく、気持ちを込めることが大事だよね。」という声もあり、あいさつの意味を改めて考えるきっかけになりました。

「靴のルール」については、「白のままでよいのではないか。」という意見がある一方で、「白以外の色も認められたら、自分の靴を見つけやすい。」という声もありました。また、「何でもよいのではなく、運動に適した靴であることは守りたい。」という考えもあり、見た目だけでなく、安全や機能性も考えながら、よりよいルールを作ろうとする姿が印象的でした。

生徒総会は、昨年度の活動報告や今年度の計画を確認しながら、学校生活をよりよくするために全校で考えを共有する場です。今回の学級での話し合いでは、生活に直結するテーマについて、たくさんの意見が出されました。124(木)の生徒総会では、こうした意見をもとに、今後の学校生活をさらに充実させるための一歩を踏み出します。

 生徒総会に向けた学活

1114(金)、北友学習発表会が行われました。開会式では、各学年の代表者が発表会に臨む思いを語りました。

1年生代表は、「2・3年生の発表をしっかり聞き、自分たちが発表するときに生かしたいです。追究のヒントを得たいと思います。」と話し、先輩たちの姿から学び取ろうとする前向きな姿勢を示しました。2年生代表は、「積極的にアドバイスや感想を伝えたいです。また、相手に伝わるような発表の工夫をしたいと思います。」と語り、聞き手としても発表者としても成長しようとする意欲を感じさせました。3年生代表は、「自分の追究内容をどう伝えるか工夫したいです。司会者としても、発表者が『発表して良かった』と思えるような発表会にしたいと思います。」と述べ、発表者と司会者の両方の立場から、会全体をより良いものにしようとする責任感が伝わってきました。

発表会は10会場に分かれ、2・3年生がこれまでの追究の成果をプレゼン形式で発表しました。地域の魅力や課題について真剣に考え、質疑応答を通して新たな視点を得る姿が印象的でした。発表の中には、地域の農業や観光、環境問題など、身近なテーマを深く掘り下げたものもあり、聞き手の生徒たちも熱心に質問を投げかけていました。

閉会式では、各学年の代表が今日の学びを振り返りました。1年生代表は「クイズやイラストを交えたスライドなど、発表の仕方を学ぶことができました。」と、次年度への意欲を語りました。2年生代表は「精一杯発表し、足りないところや改善点を明確にすることができました。」と、次のステップを見据えた前向きな言葉を残しました。3年生代表は「昨年度できなかったことを改善できました。農業など様々な分野で若い力が必要だと実感しました。」と、学びの奥深さと社会とのつながりを感じ取った様子でした。

校長先生からは、「価値ある時間となりました。ここまでの準備は大変だったと思いますが、全員に拍手を送りたいと思います。司会者の工夫も素晴らしかったです。新たな発見を大切に、今後も見通しをもって追究を続けてください。」と温かい言葉が送られました。また、「『追究』と『追求』の違い」にもふれ、「『なぜ』『どうして』という問いを、人との関わりを通して究めていってください。」と、探究の本質を示すメッセージがありました。

今回の発表会は、学びを深めるだけでなく、仲間とともに考え、地域とつながる貴重な機会となりました。生徒たちの真剣な姿勢と新たな気付きが、これからの学びをさらに豊かにしていくことでしょう。

 北友学習発表会

11/6(木)、市内中学校6校の特別支援学級の生徒がメンバーとして参加する「福ろう製作所」の第2回リモート会議が開催されました。市内6校をオンラインでつなぎ、社会貢献活動についての話し合いが行われました。

この会議は、社会の一員としての自覚を育て、地域社会への関心を高めるとともに、「社会の役に立ちたい」という思いを育むことを目的としています。また、仲間と同じテーマで話し合うことで、コミュニケーション能力や働くことへの仲間意識を育て、自分たちの会社をより充実させるために主体的に取り組む姿勢を養うことも大切にしています。

会議では、まずこれまでの社会貢献活動を振り返りました。福ろう製作所の社会貢献活動は約20年前に始まり、当初は「福ろうカレンダーなどの売上金の一部を募金に充てたい」というこどもたちの声からスタートしました。以来、支援が必要な地域への義援金の送付に加え、近年では東日本大震災や能登半島沖地震で被災した学校へ、福ろうカレンダーや手紙を届ける活動も行っています。

今年度の会議では、「社会貢献活動として何ができるか」「どこに義援金を送るのか」について、全体討論やグループ討論を通して意見を交わしました。3年前からは、こうした内容を話し合うリモート会議を定期的に行うようになり、生徒主体の活動としてさらに発展しています。

会議の最後には、北山中学校の校長先生からこどもたちに向けて「幸せを届ける取組はとても素敵なことです。自信をもって続けてください。金銭や物資の支援に加え、どうすればより気持ちが届くのかを考えていけると、さらに素敵な活動になります。」という温かいメッセージがありました。

福ろう製作所の活動は、こどもたちの思いやりと行動力によって支えられています。今後も、地域や社会に向けて「幸せを届ける」活動が広がっていくことを期待しています。

 

11/5(水)、3組の生徒たちがチューリップの球根を植える活動を行いました。

まずはプランターに入れる土を協力して運ぶところからスタート。重たい土を一生懸命に運ぶ姿が印象的でした。

その後、1つのプランターに4つずつ球根を丁寧に植えました。花が咲いたときに色とりどりのチューリップが美しく見えるよう、色の配置にも工夫を凝らしました。生徒たちは、春の訪れとともに咲くチューリップを楽しみにしながら、心を込めて作業に取り組んでいました。

これからの季節、寒さに負けずに育っていくチューリップのように、生徒たちも日々の学びを大切にしながら成長していってほしいと思います。

植栽活動①

植栽活動②

109(木)、北友祭体育の部に向けて、全校生徒による練習が行われました。今回の練習では、開会式の動きの確認、準備体操、応援練習、玉取り競技の練習を中心に、体育祭本番に向けた基礎づくりが進められました。

練習の冒頭、生徒会長からは、「メリハリをつけて行動すること」「話をきちんと聞くこと」「声を出すこと」の3点を意識して取り組んでほしいという呼びかけがありました。

また、校長先生からは、「グラウンドに引かれているラインを大切にする心」「一生懸命やっての失敗を受け止める姿勢」「仲間を想う応援」といった、体育祭に向けたメッセージがありました。競技に臨む姿勢だけでなく、仲間を支える気持ちの大切さにもふれられ、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

練習中は、動きの確認や隊列の整え直しなど、何度もやり直す場面がありましたが、繰り返す中で動きも次第にスムーズになり、全体のまとまりが感じられるようになってきました。

次回の練習では、リーダーだけでなく、一人ひとりが自分の役割を意識し、主体的に行動する姿に期待が高まります。生徒たちの成長と笑顔が輝く体育祭が、今からとても楽しみです。

 全校練習

107(火)、本校体育館にて、富士宮市選挙管理委員会の皆様を講師にお迎えし、3年生を対象とした出前講座を実施しました。この講座は、公民の授業と連携して行われたもので、主権者教育の一環として、生徒が選挙制度への理解を深め、社会参加への意識を高めることを目的としています。

講座では、選挙の意義や仕組み、投票率の現状、若者の政治参加の重要性などについて、具体的なデータや事例を交えながら分かりやすくご説明いただきました。生徒たちは、教室で学んだ知識を実社会の制度と結びつけながら、より深い理解を得ることができました。

また、日本では18歳から選挙権が与えられることから、現在15歳の生徒たちも、3年後には実際に投票所で一票を投じる立場になる可能性があります。今回の講座は、そうした将来を見据え、自分たちが社会の一員として意思を示すことの大切さを考えるきっかけとなりました。

講義の後には、実際の選挙と同様の手順で行う「模擬投票」が実施されました。体育館内には、受付、記載台、投票箱などが設置され、選挙当日の流れを忠実に再現。生徒たちは一人ずつ投票を体験し、選挙の実務的な側面にもふれることができました。

今回の講座は、教科の学びを実体験と結びつけることで、主権者としての責任や意識を育む貴重な機会となりました。今後も、社会の一員としての自覚を促す教育活動を積極的に展開してまいります。

 出前講座

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